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採用情報

校種・職種紹介

益田市立
美都中学校

[栄養教諭] 古川 あずさ

子どもの頃の食習慣の大切さを実感し、
栄養教諭の道に。

子どもの頃から給食が大好き。中学校の時に管理栄養士になりたいと思ったのも、松江の小学校や中学校の給食が美味しかったことが大きく影響しています。その後、地元の高校を経て、栄養学科のある山口県の大学に進学。そこで学んだのが、近年、日本人の死因の中で上位を占める生活習慣病をはじめとする病気は、子どもの頃の食習慣が密接に関わっていることでした。食生活は大人になってからではなかなか直すことはできません。人生にとって大切な時期を過ごす子どもたちの食育に携わりたいと思い、栄養教諭の道をめざすことにしました。現在の仕事でも、大学時代に学んだことやゼミで続けた食育活動がベースになっていますね。

食についていかに楽しく学んでもらうかが
腕の見せどころ。

栄養教諭の職務は、子どもたちへの食に関する指導と給食管理を一体として行うことです。子どもたちへの指導で心がけているのは、楽しく学んでもらうこと。例えば小学1年生の授業では「はてなボックス」を使って食べ物にさわり、食べ物の名前を当てるゲームを実施。そのほか小学生には旬や食べ物の豆知識について、中学生には自分に必要な食事や栄養についてなど、学年に応じた指導を行っています。また、美都中学校では、年に3回「お弁当の日」があります。毎回テーマを決め、生徒が自分で作ったお弁当を持参。地元食材を使ったお弁当やキャラ弁など、自由な発想が詰まったお弁当がそろう楽しさはもちろん、調理技術や栄養バランスを実践的に学ぶきっかけになっています。

複数の学校を兼務。移動時間はドライブ気分で楽しんでいます。

私は現在、美都地区と匹見地区を中心に5つの学校を兼務しています。地元の食材をふんだんに使うことや、家庭と地域、学校、調理場をつなぐ「食育推進コーディネーター」としての役割も求められます。兼務は大変な面もありますが、車で30分離れた学校に移動する際には、四季を感じドライブ気分でリフレッシュできます。また、私自身が知らなかった島根の味覚に出会える喜びがあるのも栄養教諭ならではだと思います。そして何より一番のやりがいは、子どもたちから「苦手な食べ物が食べられた」「家でも作ってもらって食べた」などの感想を聞いたとき。目を輝かせながら食の学習時間を楽しんでくれる子どもたちのためにこれからも頑張っていきます。