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採用情報

校種・職種紹介

島根県立
出雲工業高等学校

[高等学校教諭(工業)] 上野 貴央

目標は、この道に導いてくれた
恩師のような教員になること

親族に教員が多く、幼い頃から身近に感じていた教員という職業。苦労が多いことは知っていましたが、それでも教育学部に進んだ理由は、高校3年生の時の担任の影響があります。物理の先生で、進路をはじめ、受験対策や進学に関する相談に遅くまで付き合ってくれ、一緒になって考えてくれた恩師と呼べる存在です。大学卒業を控え、就職先を決める際に教員一本で行くと決められたのは、そのときの導きがずっと心にあり、自分もそんな先生になりたいと思ったから。大学では、得意だった理数を生かせる工業系のコースを選び、技術・情報・工業をメインとしたカリキュラムを修得。そこで得た幅広い知識は、いまとても役立っています。

日々の積み重ねを大事に、
進化する技術を身に付けていく

工業という分野は技術が日進月歩で、今でも勉強が欠かせません。教える内容の変化に対応しながら、生徒が意欲的に学習できる工夫が必要です。やっぱり授業は受けたときに楽しいのがいいですからね。そのために彼らが求める情報を届けること、興味ある内容かどうかを意識した指導をすることを心がけています。また、課題研究では、決められた時間のなかで何かひとつできるようになることを決めてもらっています。スタートの状態から一歩でも前へ進み、たとえ小さくても達成を実感する。もちろん目標はそれぞれで、その目標をかみくだいて設定してあげるのが私の役割です。そうやって日々を積み重ね、社会人へと向かう成長を見られると、教員になって良かったと感じますね。

発見を大事に、学校は楽しいと場所と思ってもらえるように

どちらかというと僕は話しかけやすい人と思ってもらえていますが、社会に出たらいろんなタイプの人がいます。相手に合わせた対応が大事なのですが、それは学びも同じ。話しにくい相手に自分から歩み寄る積極性とか、知らないことを知ろうとする姿勢とか、その上で行動できるかどうかとか、学べることってたくさんあると思うんです。あと、目指す教師像として、生徒がいろんな悩みを相談してくれる親しみやすい存在でありたいと思っています。そのためにも僕自身、心を開いて、生徒が通いやすい、毎日違った発見や楽しみがある学校にしていきたいですね。